トゥルー・グリットの作品情報・感想・評価・動画配信

「トゥルー・グリット」に投稿された感想・評価

津次郎

津次郎の感想・評価

4.5
西部劇にはバランスがあると思う。人が簡単に死ぬ、命がけで誰かを助ける、両者のバランスをとると、いい西部劇ができる──ような気がする。

隻眼のコグバーン(ジェフブリッジズ)は、恐れも情けも知らない老保安官だが、悪い奴らをあっけなく撃ち倒す一方で、蛇に噛まれたマティロス(ヘイリースタインフェルド)を命がけで助ける。殺すことと守ること、そのメリハリが本作をどうしようもない傑作にしていた。──と思う。

ラビーフはレンジャー隊を誇りにするいいカッコしいだが、所々まぬけを露呈させてしまう憎めない奴。役に立たないようでいて、ここぞのところで、320ヤード先の賊頭ネッドペッパーをカービン銃で仕留める。マットデイモンがいい味をだしていた。

マティロスはチェイニーを殺して父親の敵討ちをはたすのだが、蛇の毒で片腕を失う。
25年経って、コグバーンを尋ねるが3日前に亡くなっていた。
「昔の知り合いで、彼とにぎやかに旅をした」
しみじみして硬派なラストだった。

Bone Tomahawk(2015)は想定外の残酷シーンに度肝を抜かれたが生真面目な西部劇だった。そのシェリフと相棒の関係が、トゥルーグリットのコグバーンとラビーフに似ていた。トゥルー・グリット自体、勇気ある追跡(1969)のリメイクだとは後で知った。

いずれ西部劇というものは、終焉するジャンルだと思っていた。が、そんなことはなかった。ジョンフォードやセルジオレオーネがつくった教科書を、ペキンパーやウォルターヒルやイーストウッドがつないだ。古豪たちが築き上げた滋味をバスターのバラードやトゥルーグリット、あるいはSlow WestやBone Tomahawkにも見ることができる。
comeco

comecoの感想・評価

4.0
良かった。女の子を助けるため、星空の下を黒い馬でかけていくシーンはとても美しかった。観ていて惚れ惚れしてしまう。映画館で観たかったなぁ。
マット・デーモン、ジョシュ・ブローリンだけでも良かったが、バリー・ペッパーも出ていたのは非常に得をした気分🐴

1🏇対4🏇🏇🏇🏇はカッコ良かった
いはん

いはんの感想・評価

4.2
コーエン兄弟、最高。
実はこれまでで一番好きなコーエン兄弟作品はバスターのバラードでした。あの荒涼とした感じがたまらなかったんです。でも今日で私のベストオブコーエンは変わりました。

西部劇ってあんま観なくて、どれから手をつければいいかわかんないんです。だから、何が“本物”かは、私には少し難しい。運命に翻弄される、荒涼とした感じ。それが私のイメージ。
そんな私のイメージを完璧に再現したのがコーエン兄弟のこの映画です。

最初は適当にあしらってた小娘に自分の中のまだ消えていなかった炎を焚きつけられる。娘を助けるために走り続けたあの夜はコグバーンの中に残り続け、彼を支え続けたことを願いたい。
yoshiko

yoshikoの感想・評価

3.9
ジョン・ウェイン主演の映画のリメークだったのですね。ということも知らずに見ました。14歳の少女が父の敵を取るために老保安官を雇って追跡の旅に出る。これもまた、知恵と勇気と尊厳の物語だ。主人公のマティは女性の権利や尊厳など一顧だにされなかった時代に、大人の男たちと堂々とわたりあい、言い負かし、自分のために協力するように仕向ける。そのさまは痛快。アクションも上出来。だが同時に、見終わってから苦い味も舌に残る。

映画のポスターで、マティが隅に小さく追いやられているのは納得がいかない。
酉

酉の感想・評価

4.3
2度目。なんか猛烈に良かった。
RYOTA

RYOTAの感想・評価

3.5
強い女の子と優しいおじさんの話。
みんなが生きる事に精一杯な世の中で、社会的に弱者である主人公は一生懸命に生きていく。
アメリカの広大な自然が美しく、その中に流れる音楽が暖かい。
これがヘイリーの映画デビュー作か。
むっちゃ凛としてた。オーソドックスな復讐劇だったけど、楽しめた。
KAZUKI

KAZUKIの感想・評価

3.6
これは面白い。
コーエン兄弟だからシニカルな西部劇なのだろうと勝手な先入観を抱いていたが、思いの外わりとオーソドックスで勧善懲悪な西部劇に仕上がっており見易かった。
自堕落な保安官ジェフブリッジスとレンジャーのマットデイモンと父を殺された少女ヘイリースタインフェルド。この3人のキャラクター性が噛み合っててまさにアンサンブル。
アカデミー賞では、10部門にノミネートされて無冠だとは。。。
調べたらハートロッカーが多数受賞してるのか。俺は断然こっちのが好みだったな。
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