パッケージ詐欺なのは、この手の映画では常識なので、水着のお姉ちゃんが出てこないのは当然として笑、パッケージのワニの上顎の大きさが気になります。これでは上顎が大きすぎて口閉めても噛み合わないよね笑
良くあるワニワニパニックではなく、展開が一筋縄ではいかない捻りのあるストーリーで、なかなか面白かったです。ちょっと『インブレッド』に通じるイギリスの田舎のジメジメした閉鎖的コミュニティの怖さとか、あんまり笑えない不衛生なブラックコメディが満載でした笑
[あらすじ]
深夜の動物園からワニの卵を盗み出したティム少年たち。盗み出しに成功したものの、一緒に盗みに入った少年1人がワニにバックリ噛まれて死亡してしまう。
その事が原因となり長らく地元を離れていた。
大人になったティムは、父親が死んだことで、父親の会社を継ぐため恋人と地元に戻ってくる。
小さな田舎のコミュニティでは、本来父親の会社を継ぐはずだった叔父のスタンを始め、ティムを快く思わない人間も多かった。そんな中、ワニによる被害が続発する。
ワニが突如、用水路にばあさんをぶん投げるシーンは良かったなあ。思ったよりワニが小さいです笑
CGを使わずハリボテとか人が入って動かすタイプ?のワニを使っているのは好印象。こういう場合表情がそもそも少ないワニは、ハリボテでもそれなりに見栄えしますね。
なんだか牧歌的というか、チンタラしてるというか、どんどん盛り上げる気が無いというか、ワニもそれほど活躍しないし、どんな気持ちで見たらいいのか良くわかりません。
ツッコミどころもたくさんあって、結構な人数が餌食になってるみたいなんですが、あの犠牲者たちはどこの人たちなんだろう。
1人いなくなっただけで、町をあげて大捜索になるような小さなコミュニティなのに、これまで行方不明者が多発してたという話は無かったし。
ワニを釣りに行くのに、小さなボートで行ったらそりゃああなるよね笑、あれはアホだったなあ。
すっごい面白くは無いけど、パッケージから受けるイメージとは全然違う映画で、ちゃんとストーリーを作り込んであるので見る価値はあると思いますよ。