塔の上のカバンツェル

バスターの壊れた心の塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

バスターの壊れた心(2016年製作の映画)
3.5
常に不眠と精神世界に迷い込んでしまうことを強いられる俳優、ラミ・マレック主演。

システムに抑圧される日常と、精神への圧迫、被害妄想から妄想の人格を生み出ししてしまい、自ら悲劇を招く…mr.robotかな?

妄想の人格である、システムエンジニアが劇中明かす、害虫駆除とはバスターその本人であり、ラストで彼が消えるのは削除が完了したという意味であるが…。 つまりどういうことだ。

こういう神秘然として、常に啓蒙的メッセージに晒されて目の下にクマを作るキャラを演じさせたらラミは一級品である。