○「二人の妻を持つ者は心を失くし、二つの家を持つ者は分別をなくす」
「喜劇と格言劇」四作目。
自由きままな恋愛を求めすぎた結果、同棲相手の心が離れ、フラれてしまう女性の悲喜劇。ストーリーが単線的で…
「喜劇と格言劇」六部作ラスト。とってもいいね! ロメール大好き。
パスカル・オジェの月みたいに冷ややかな眼と彼女に纏わせられた濃紺、そして作品全体の静けさが総じて満月の夜を思わせ、終盤の展開を加速さ…
エリックロメール3本目
見終わった後の充実感が半端じゃない
1つ目のダンスシーンの人間性の描き方が圧倒的、それまでの会話を踏襲しつつ今後の物語を大きく占う場面となる。
画が洗練されており被写体の意図…
このレビューはネタバレを含みます
路面が濡れていて空は曇ってる。
雨上がりなんだなぁー独特のグレー
80年代のフランス(パリ)の空気を味わえただけで嬉しくなってしまう。
主人公の彼女は一目置かれて有名ですが
私はなんかあまり好きに…
郊外に住む建築家の彼氏と同棲するモテ女のルイーズ。インドア派の彼とは性格が真逆なため、パリ市内にアパートの内装をを担当するために週末はその部屋に帰る。
久しぶりのエリック・ロメール!
ロメールの作…
インテリアとファッションが、ロメール作品の中で一番好きかもしれない、と思った。
グレーと水色、真っ青、真っ赤。
昔の80年代のOliveを読んでるみたいな映画だった。
エドワードヤンはロメールがきっ…
ラストのアンサンブルの呼吸が今作の中だと突出していた。
やっぱり男女を椅子にどう座らせるかが作劇において大きい。
序盤での模様替え中のパリの部屋で仮設的に設けられる椅子が、やがてここも窮屈な愛の空間…
ロメールをいま見ると、なんだか涙が出そうになる。若かった頃の尊大な感じとか身勝手な感じが本当に良く描けていて、切なくて切なくて。しかも、ちゃんと笑えるんだもんなあ。ロメールってこんなに、うまい監督だ…
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