牯嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件 デジタル・リマスター版のhamacoのレビュー・感想・評価

この作品に関しては表現の多重性による壮大なドキュメントのように伺える。

エドワード・ヤンの少年時代に実際に起きた殺人事件を基に、中国本土から国民党と共に台湾にやってきた「外省人」の少年達の葛藤の日々を描いた青春群像劇でありストーリーは１９６０年の台湾の持つ異様に緊迫した気配をスクリーンに蘇らせ、近現代史の再検討を試みた作品。

3時間56分の時間は思っていたよりもふと過ぎ去っていたように感じる。