このレビューはネタバレを含みます
映像美!ヤクザ/チンピラ/田舎の中学校のゴタゴタした恋愛/
外省人と本省人について勉強してからみたけど、それほど知識なくても大丈夫だった。
疲労で辛い時期もありましたが、ラスト1時間はとても見入ってしまった。
画が綺麗。シンメトリー連発ご馳走様!
自転車で酔っ払いのおじさんとすれ違うシーンで、カメラが追う対象がスルッと変わる感じ、とてもリンクレイターのスラッカーを思い出す。
懐中電灯を点滅させるシーン、ゴダールのアルファヴィルを思い出す。
壁側に懐中電灯を向けることで、暗闇に少年の輪郭だけ映し出されるシーンがとてもよかった。
懐中電灯をスタジオから盗んで、彼はそれから色んなものを懐中電灯で照らしていた。悩んで考えて衝突して、暴走しはじめた彼はスタジオに懐中電灯をそっと戻す。彼にとっての光として、懐中電灯はあったのかもしれない。
対象的に、花園のシーンの鮮やかさも眩しかった。
画があんなに美しくなければ、あのストーリー(男尊女卑ぎみ)で4時間も観れなかったと思う。一緒に付き合ってくれたゼミのみんなには大感謝まつり〜