しろ

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のしろのレビュー・感想・評価

3.6
約4時間もある作品だと知らずに観てました。気が付いたらこんなにも時間経ってたんだと思うくらい長編だけど苦じゃなかった。

ただ、初めはなかなかストーリーに入っていけなかった。名前や物語背景が分からず必死に理解しようと画面に食い付く。

・小公園(遊具のある公園ではない)は、徒党グループ。
・小四(小学4年生ではない)は、主役少年の名前。
・滑頭(つるつるの頭ではない)は、小公園のリーダーの地位を狙う少年。

まだまだ沢山ややこしい名前があるので、字幕で観た時に複雑な名前と名称に混乱しました。

光と闇が映画の中で比喩的に使われている。

どうしようもない現実の中で徒党を組む少年たち。少年少女たちが依存するもの。大人たちも同様に何かに縋り付く姿。

みんな光を求めては依存する。光を失うと深い闇に引きずり込まれる。
しろ

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