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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のsnatchのレビュー・感想・評価

5.0
しばらくぶりに初めてデジタル リマスター版で観ました🚲大人も子供も自分の居場所をずっと探している🎬
この時、この子たちでなければ出来なかった作品だと思う。映像の軌跡に、まだまだポロポロと映像センスがこぼれ落ちている傑作だと思う✨
少年や男たち皆が、真っ白なシャオミンを愛でる話しだが、シャオミンの心はいつも自由自在に飛んでいて誰のものでもない。皆がシャオミンに潰れていく。この映画は彼女が軸だと思うので、彼女側からの映画も観たくなる。
長時間の映画が進むにつれ、主人公が水面ギリギリで顔だけ出しているような胸のうち、その表情にも目を見張るが、映像もキレッキレに削ぎ落とされ研がれてぐんぐん惹きつけられる。学校の渡り廊下 父と息子 何かが破滅している夜 闇からのバスケットボール ピストルバーン 雨と光刺す襲撃、そしてあのラスト。それぞれのシーンがこれ以上、本当に求められないほど完成形。満足!‼︎
観つめ直すと、崩壊するようでいて、家族を繋いでいる愛の深さにも心打たれる。洗濯物を抱く母の立ち姿は忘れない。
監督は、十二年前に59歳の若さで闘病の末、亡くなった。その日の新聞に小さな小さな記事が出ていたのを偶然見つけ驚いたのを覚えている。でも、この映画はいつ観ても彼女と彼らが動き回っていて笑っていて、いつも新しい発見がある本当に永遠の映画だと思います‼︎ いつか、また観よう📻
ご注意: 確かに似たような印象の顔、背格好の少年が数人いて、わかりにくいかも…