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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のしのレビュー・感想・評価

4.2
ハニーの登場シーンは一番はっとした。綺麗な顔立ち、凛とした表情、他とは違う際立った雰囲気に圧倒された、、そりゃ好きになっちゃうよって、あんな人忘れらないなあ、っていう小明の気持ちもわかる。ハニーのこと忘れらないのわかってて、今はハニーの代わりでいいんだよ、っていう小四の言葉。本当は少しでも1番になりたかっただろう欲望を隠して、優しく包み込んだ嫉妬と希望の詰まった言葉。あっけなく散っちゃった瞬間、全て闇に変わっちゃったのかなあ、、。あのとき持ってた懐中電灯を置いてしまわなければ、、。光と闇の対照をよく考えられた作品でした。この世界は僕が照らしてみせる。
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