minami

ポエトリーエンジェルのminamiのレビュー・感想・評価

ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)
3.7
6/20テアトル新宿にて。
最近個人的にとても注目している岡山天音さん主演。
決してイケメンというわけではないのに、どんな作品にも華をそえ、ナチュラルなのに味わい深いお芝居をする俳優さん。
あの母性本能をくすぐる笑顔に持っていかれてる女性は多いはず。

そして、この映画には出演はしていないけれど天音くんとの共演も多い同世代の俳優藤原季節さん。同じく非常に注目している俳優さんなので、この2人がトークショーをするとのことで、遅い時間の上映でしたが足を運びました。

正直、映画自体にはそれほど期待せず行ったのですが、非常に満足できる素敵な作品でした。
田舎の梅農家の息子で、毎日その手伝いを半端にしながらくすぶっている主人公の勤がいろんな出会いや出来事をきっかけに少しずつ成長していく物語。
詩のボクシング、という気持ちや言葉の表現力を競う競技がお話のメインにあるのですが、この競技を知らなかったので正解が分からないというか、上手い下手みたいなものが分からなくて前半は少し戸惑いました。
終盤になると、1人1人から発せられる言葉や熱量などから自然にパフォーマンスが響くか響かないかを感じられるようになりホロリとしてしまうシーンも多々ありました。
勤と父親のシーンも良かったなぁ。

天音くんすごくこの役に合っていて良かったと思います。
チームのメンバーも個性的で良かったし、下条アトムさんのナレーションばりの美声に聞き惚れました。
全然知らずに観ていたので山﨑賢人くんの友情出演にもびっくり。ものすごいチョイ役なのに恐ろしくカッコよかったです。
あと、過去の詩のボクシングの映像で松永天馬さんぽい人映ったなぁ、と思って後で調べたら本人だったようでこれもサプライズでした。(この競技で優勝されたこともあるようです)

上映後のトークショーはとても楽しくて、天音くん季節くん、飯塚俊光監督とMCの方もいらしたのですが、出演していない季節くんが1番テンション高くてひたすらしゃべりまくってたのが面白かった。なかなか映画の話しにならないところも…笑
昨晩お風呂で考えたという詩を披露してくれたのも印象深かったです。

2人の共演が今後も楽しみだなぁ

設定·主題★★★
物語·脚本★★★
映像·演出★★★
配役·演技★★★
音楽 ★★★
minami

minami