全編日本ロケ。
コノヤロー、バカヤローを連呼しない
むやみにピストルを発砲しない米国製ヤクザ映画。
1954年の大阪、捕虜となりムショに入っていた元米軍兵士が、ヤクザの助けで釈放され、その借りを返す為にヤクザの世界に身を投じるクライムドラマ。
本物のヤクザの世界のしきたりなんぞ全く知らんし、1954年当時の実際の大阪の街並みも俺は全く知らん!。
だけど見ている分には違和感を感じない表現と世界観で良かったし、ヘンテコな日本の描写も無かったし、見応えもありゃした。
ジャレッド・レトー、浅野忠信、椎名桔平、大森南朋などの豪華キャストの演技も見もので、これがスクリーンで見られず、Netflix限定配信なのは少しもったいない感じ。
ただストーリーは薄い。めちゃめちゃ薄い。
ジャレッド・レトー演じる米国人が異文化であるニッポンのキッツイ洗礼を受ける訳でもなく、すんなりとヤクザに受け入れられて馴染んでしまい肩透かし。
ヤクザの組同士の抗争、バイオレンスなアクションはほぼ無いので、そこは期待しちゃダメよ。
忽那汐里ってあんまり魅力を感じた事が無かったけど、この映画では色っぽく見えました。