吉田大八映画のなかでも、人間ってそういう生き物だ、どうしていくかはみんな後は考えていこう!タイプだった。
吉田大八監督の映画は『うんめい』タイプと『もうしん』タイプの作品があって、うんめいタイプかなーと思う。
人それぞれ信じるものがある。
人はどこまでいっても変わらない。
これは紙の月と同じタイプだと思っていて、終盤にバーーーンみたいな場面が入る。
紙の月でいうとイスで窓ガラス割るとこみたいな。
気持ちいいし、大笑いするんだけど、
うんめいタイプはちょっと苦手。
『羊の木』本来の意味はヨーロッパの昔の人が綿は木に羊がなっててそこから収穫してると思ってたという。(らしい。)
つまり、信じることとか、盲信、ひいては迷信(劇中でものろろさまを見てはいけないのはみんながそうしてるからだ、というセリフがある)と人間、、、みたいなことか。
立派で賢いし、すごい!
ってなるけど、劇中ほんとに誰を信じればいいか分からないというか、もうどうでもいいやってなる場面がある(犯人が分かって以降)ので、
シネコンでかかるような、エンタメ映画じゃない。