Naoya

羊の木のNaoyaのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
2.6
さびれた港町に移住してきた互いに見知らぬ6人の男女。市役所職員は彼らの受け入れを命じられ、各々町を案内するが、彼らは全員、元殺人犯だった。コミック原作のヒューマン・サスペンス作。6人の元殺人犯が小さな港町に集結する設定は斬新。序盤から異様な雰囲気はよく出ている内容。地味さはあるが、〝元殺人犯〟というキーワードだけで、〝町に移住してきた人〟とは大きく異なる付加価値があって良い。元殺人犯が、市役所職員に限らず、町の人々と交流し、変化をもたらしていく展開も、淡々と進み地味ではあるが、不穏な空気感はしっかりあり、徐々に静かに、だが激的に加速していく展開になってます。6人それぞれ異質な空気がよく出ており、各々のキャラクターを演じる役者の演技も見どころかつ豪華。
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