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羊の木のJINのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.7
あるプロジェクトにより6人の元殺人犯達を極秘裏に迎え入れた魚深市が舞台。
おそらくたいていの人は元殺人犯と聞けば先入観を抱かずにはいられない。
だから、これから何か起こるんじゃないか?
こいつら何かやらかすんじゃないか?
という性悪な期待感を常に抱いて見てしまう。
映画なんだから何か起こってくれないと面白くないではないかという、自分の中にあるイヤな部分をついてこられる。
と同時に何事も起こらずに平穏な結末を迎えてくれればなあと願う自分を見つけ出してホッとする部分もあり(笑)

この作品を見てたら、殺人犯と言ってもそれぞれの事情があって、同情の余地がある場合もあれば、全くもって理解不能な人間もいるし、一括りにできるもんではないもんやな、と。
誰もが自分が殺人犯になってしまう可能性だってあり得るもんなんだ、と。
そして、元殺人犯というレッテルに対して、自分ならどうゆう対応をしてしまうだろうかなんてことも考えさせられる。
結局のところ、どこに感情のやり場を持っていけばいいのかよくわからない映画やったけど、兎に角人殺しはいかんよね(笑)

この映画で優香がそういえば元々は巨乳グラビアタレントだったってことを思い出した。
久々にエロい彼女を見た気がする。
他の元殺人犯役もそれぞれ個性が強くて良かったね。
あの、のろろっていう祭り、何か笑えた(笑)
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