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羊の木のBBullのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
4.1
ある集団に異物が入ってきた時に見せる、十人十色の対応が面白い。
監督曰く作品のテーマは、
「それでも人は生きていく」だそうです。

舞台は富山県の漁師町。
過疎化が進む静かな町に、ある日6人の移住者が送り込まれる。

主人公は市役所職員で、町で起こる一連の出来事にいい距離感で関わって行くため、感情移入しやすい。
錦戸亮のざらついた演技も見事だった。

また、個人的に地方のまちづくりに関わる機会があるが、奇妙な祭りや、閉店してしまったラーメン屋、乗り合いタクシーのポスターなど「地方都市あるある」も詰まっていて面白い。
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