このレビューはネタバレを含みます
人物描写に関しては抜群な吉田大八監督。
ただ、今回はみな刑期を終えた殺人犯であるこれは更正させる姿を描くのかそれとも根っからのサイコキラーを描くのか難しい。
もちろん両側の人間が描かれるのだが、大半はグレーなひとばかりに見えてしまう。
こうした殺人犯を受け入れる街が現実にあったらいいのかもしれないとも思った。てっきりそれでもこの町でみんなうまいことやっていくよ。そんな映画かと思った。
しかしサイコキラーはいるんだね。共感性の欠如？？そうゆうわけでもなさそうなのでどうしてそういう行動をとれてしまうのか謎なのだが、おそらく何らかの精神疾患をかかえているのだろう。明るい結末を想像してた俺としてはショックだったかな。
それならそれで、人殺したちが抗争を繰り広げるエンタメ色つよい映画の方がよかったかもしれない。
