日本の 売れてる俳優集めて うすらホラーを盛り上げたいところにだけつくる みたいな なんとも言えない中途半端さ
しかし 錦戸亮は あれだけ男前なのに どこにでもいそうな普通のひとにもなれるということに驚き
めちゃめちゃ芝居うまいな ずっと ふつうに 素朴でかわいい男の子だった あんな彫刻みたいな顔してんのに……
松田龍平 の不穏さは家族ゲームの松田優作にそっくりだった すげー めっちゃかっこよかったし 錦戸亮との体格差がまたいいんだな
錦戸亮と松田龍平だけじゃなく 俳優陣みんなよくて 基本俳優頼みな気がしなくもない
のっぺりとした 映画でなく連続若しくはスペシャルドラマでいいんじゃ？というような撮り方どうにかならんのかな……吉田大八監督って 劇的すぎる撮り方はしないけど 市井の 限りなく生活そのものに近いものをドラマチックに描く作品のイメージがあったから 拍子抜け どこに焦点当てたいんだ！
己の持つ先入観 営まれる友情 以前育んだ恋慕
そのバイアスによって 世界が 相対する人が 友人と呼びたい人が 如何にうつるのか それを問いかける すべてパーツは揃っているんだ 人をどのようにとらえるか 生きていく上で隣人をいかにとらえるか という この作品
パーツが揃っているのに心に響かない 終始平坦
そもそも導入から不穏なんだからカメラワークと演出でどうにでも 不穏さ 恐怖 もっと増してつくれたと思うんだけど……
始終刺激のない作品だったな
