けいたん

羊の木のけいたんのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.7
元殺人犯の受け入れ、これ自分の町やったらどうなん?考えさせられるヒューマンミステリー。


寂れた港町・魚深に移住して来た6人の男女。市の職員・月末が彼らを迎えに行った時の様子がそれぞれおかしくて(笑)

特に優香のチビTあれはなんだったのか?💦

不気味なんだけど色々と笑える。不気味というより奇妙?

過疎問題を解決するために町が身元引受人となって元受刑者を受け入れる、国家の極秘プロジェクト。

町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は明かされなかったが、6人全員が元殺人犯。

元殺人犯のひとりが言う、「私はもう人を好きになったらダメなのですか?」毎度考えさせられる。

ダメじゃないと思う。けど、どんな理由があるにせよ人を殺してしまった。その想いに応えられない人、その恋を反対する人がいるのも受け入れなければならないと思う。

自分のした事を凄く悔いている人、一生懸命変わろうとする人、また恋をしたいと思う人、お酒が入るとダメな人、まったく変わらない人、変われない人、元殺人犯たちはそれぞれで、このプロジェクトが成功なのか失敗なのか…。

それは、きっと受け入れる方の気持ちも大事で、出会いが大事で、あの人たちは凄いな。

いい感じだなと思っていたらあのラスト。笑ってしまった。月末いい人なのに。宮腰のしたかったことよくわからないな。

松田龍平はやっぱり凄い!