あらた

羊の木のあらたのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
4.0
好み。
登場人物がみんな思うようには生きられておらず、「生きるってそういうことよね」と思わされる。さすが、いがらしみきお原作。
画面も常に不穏さが漂っていて、目が離せない。ある事故の場面はギョッとさせられて、少し声が出てしまった。
あと優香がエロい。すんごい。

作品のテーマは、「良心を持ち得ない人の悲しみと、その人を友としてしまった人の悲しみ」といったところか。
『ヒメアノ〜ル』を連想した。

ただ、元殺人犯が6人いることが十分に効果的だったかは疑問。基本的にそのうちの1人に焦点が当てられ、他の5人はどんどん背景化して、いてもいなくてもいい感じになってしまう。対比的に描かれているんだとは思うが、バランスが偏りすぎでは。

とりあえず原作読みます。
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