モールス

エグゼクティブ・デシジョンのモールスのレビュー・感想・評価

4.0
本作の序盤でスティーブン・セガールが航空機から吹き飛んで、いなくなってしまいます。
この設定、彼をお目当てで本作
に期待したファンはどうなるのかと思ってしまいました。ただ、それは杞憂でした。スティーブン・セガールが居なくなったことにより、救出部隊とハイジャックしたテロリスト側との戦力の均衡がとれてスリリングな展開になったと思います。
救出部隊の任務はテロリストにハイジャックされた旅客機の奪還。客室の外の狭い空間を綱渡り的に移動して、機内の様子を窺うカットの数々は緊迫感に溢れてました。
カート・ラッセル演じた主人公グラントを中心に、ジョン・レグイザモ演じた救出部隊のリーダーにラット、オリバー・プラット演じた爆弾処理役がケイヒル、ジョー・モートンも爆弾処理役のキャピーとして出演してます。
彼ら救出部隊を度々助ける役にCA 演じたハル・ベリー、対峙する悪役はデヴィッド・スーシェと多士済々です。
特に名探偵ポアロのデヴィッド・スーシェは悪役もハマっていてギャップに驚きました。
私は本作を五、六回は観てます。テロリストを制圧するために戦略を組み立てて、ストーリーのあるアクションパニック映画なので、何回も観れるのです。
テロリストに見つからないように、隠密にカメラの設置やCA への連絡一つでも息を呑むようなスリルは堪りません。
難を言えば、セスナ機の単独飛行の経験もない主人公グラントがジャンボジェット機を着陸させるのは飛躍しすぎでしょう!!だから映画と言えば、それまででしょうが(^^;
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