ミズキ

フェンスのミズキのレビュー・感想・評価

フェンス(2016年製作の映画)
4.5
第89回アカデミー賞作品賞ノミネート作で唯一見てなかった作品(最後の追憶はNetflixを視聴していないので除きます)。


厚みのある物語だった。
1人の父親として、自分の信じる全てを与え、たとえ恨まれようが嫌われようが息子のために、「親の責任だからだ」と強く言ったのは愛してないわけではない、家族を愛することは法律じゃない…その言葉の全てが、その行為の全てが、自分にしてやれる最高の教養だったのであろう…。
不器用な父の愛。全てを包む母の愛。
2人の愛の表現は違っていても、愛の大きさは同じである…。

全てが愛で出来ていたのかも知れない。
思い返せば、思い返すほど、胸糞悪くなりそうなシーンだったものが、ラストで涙に変わりました。
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