叡福寺清子

フェンスの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

フェンス(2016年製作の映画)
3.0
人種差別に屈しなかった一家の感動もの一代記と思ったら全然違うんでやんの.差別表現はあるが,50年代を描いたら当然出てくるよね程度で本作のメインテーマではない.北野武の「血と骨」みたいな作品であった.
途中まではトロイさん,ちょっとアクの強いとーちゃんと思いながら視聴してたが,浮気&子供発覚でその理屈聞いてたら,奥さんのローズの激しく同情した.あの発想は50年代ありがちだったのだろうか.「この子の母親にはなる.でもあんたの女房はいない」ってのは名台詞だな.なお知人のボノさんの中の人はレディ・バードで素晴らしい演技指導する教師だったスティーブン・ヘンダーソンさんな.覚えておいて損はない.