ハル

ムーンライトのハルのネタバレレビュー・内容・結末

ムーンライト(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「自分とは何者か」、黒人、ゲイである主人公を通し、自我の確立について全ての人にとって普遍的なことを描いている。
不条理な日常の中で出会う人々との間に、自分をみつけていくものであるということを言葉ではなくストーリーで語っている。少年時代の主人公が海で他者に身を委ねるシーンは、いろいろな意味で切なくて印象に残っている。母親にさえ頼れない少年が初めて身を委ねたのは、母親にクスリを売っている売人であり、やがて少年も売人として生計を立てることになる。
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