ケンドリック・ラマーのTo Pimp A Butteflyでもオープニングを飾ったボリス・ガードナーのEvery Nigger is A Starがカーステから流れる開演から、吸い寄せられる様に映画の世界へ。
ストイックに研ぎ澄まされた作品。
それが自ずと映されない事、語られない事に想いを巡らせられました。
カエターノ・ヴェローゾの唄が流れた時、この映画を何処かで観た様な感覚は錯覚では無いと気付きました。
ウォン・カーウァイのあの美しい映画だ。
人種、性別、暴力。もちろん、そういった事とは切り離せない映画だけれど、この映画は、愛を受け入れる事、愛する事についてのシンプルな物語だと思う。
マハーシャラ・アリ。短い出演シーンですが、オスカーは納得の繊細で素晴らしい演技。
ナオミ・ハリスも抜群。普段は綺麗な役が多いだけに驚きました。
そして、「アメリカンスリープオーバー」のジェームズ・ラクストンの撮影。極上です。是非、スクリーンで。