ちゃな

ムーンライトのちゃなのネタバレレビュー・内容・結末

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


めちゃくちゃ静かに力強く観せるな〜
って印象が強かった。

LGBT・虐待・いじめ・薬物・
母子家庭・貧困 などなど、、、
どれとっても作品のテーマとして
大きくなり得るものばっかやのに
おしだす事なく...それが当たり前のように
特別視されることなく進んでて
シャロンという1人の人間の
人生の一部を覗き観たような感覚。
音も色も彼の感情に沿ってたりしてて
映像として新鮮でした。

(ドラン監督の「Mommy」を観たときと似た感覚を思い出した!)


恋愛シーンはドキドキして
覗いちゃった....みたいな感覚に
なったのは同性愛やったからなのかな。
あんまり観る機会ないからかも。

ただシャロンは一貫してケヴィンが
好きなんやろなと思ったし
それは男性やからというより
ケヴィンが好きなんじゃないかなって思った。

やからこそあたしはケヴィンが
シャロンに元妻の話をして
子どもの話をしてその上で音楽を
かけれたのかが分からんかった.....
あたしがシャロンやったら
「複雑やけど...好きやし...」
みたいな気持ちになるし。。
ケヴィンがバイであっても
LGBTを特別視しないって目で観ると
やっぱり疑問を抱いちゃうなー、、
あれで良かったのかな。。。

ケヴィンとの恋愛の愛より
私には母親とシャロンの
お互いへの愛情がグッときたかな。
嫌悪憎悪を持っても許してしまう
というか....嫌いにはなれない....ね。


母親からの愛を必要な時期に
与えてもらえなかった虐待や
家庭事情からくるその子の
人格っていう点とかは身近で
理解できる部分はあるけど
黒人が、とかLGBTだから、
っていうのは自分にはまだ
経験が浅くて分からんとこが
あるんかもしれん。。
わかったらもっと楽しめる?作品
なんかなー、と思いました。


ps..
シャロンを演じた俳優さんらは
撮影終了まで一回も会った事がない
ときいてビックリ!
あのポスターはシャロンでしかないのに。
ちゃな

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