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ムーンライトのオタクのネタバレレビュー・内容・結末

ムーンライト(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とてもロマンチックな映画だった。

登場人物の多くは黒人で白人の影は薄い。
ドラッグについては多くの日本人には馴染みのないものと思うが、日本人と同じようにいじめ、貧困、性指向などの普遍的な困難がある。

シャロンとケヴィンのラブストーリーは少女漫画のような雰囲気がある。
麻薬ディーラーという知性とはかけ離れた男に思えるフアンには、単純な学力とはまた違った意味でのインテリジェンスを感じる。
他人に自分の人生を決めさせるなと言うセリフは彼が言うから力強さを感じて心に残った。

同性愛にフォーカスしたラブストーリーと言うよりは、同性愛はテーマの1つであるがそれ一辺倒ではなく、フアン、母親、そしてケヴィンを通し性愛としての愛の他、隣人愛、家族愛などのさまざまな愛に帰結する物語だと思った。
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