凄く期待しただけに落胆。
マイノリティへの意識の変容を目指すのであれば、誰しもに伝わるメッセージじゃないと意味なくないですか？？
芸術性の高い映画を否定する訳じゃ決してありませんが、それが大衆に向けた主張を阻害してしまうなら、その要素は邪魔なだけだと思うんです。
主要人物の掘り下げもなけりゃ、問題提起も少ない。
この作品を観て、どう感じてほしいか、という部分も不明瞭。
当事者の心情がまるでもって理解できない海辺のラブシーン。
ありきたりなイジメ。
それに対するありきたりな反応。
ラストシーンには若干のイラつきすら覚えました。
アカデミー受賞は確実に政治です。
マイノリティへの過度な肩入れはホントに薄ら寒い。
モノ自体の完成度はラ・ラ・ランドに遠く及びません。
僕の求める映画像と、この作品とがかけ離れてしまっているだけかもしれませんが、それも含めてのFilmarksレビューだと思うので、感じた事を正直に書きました。
