細い村

ムーンライトの細い村のレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.9
まず、私個人、アカデミー賞を取るべき作品ではないと感じた。諸々の製作技術がノミネートの水準に到達していないという印象。

正直、「LION」や「LA・LA・LAND」の方が過去の受賞作品と比べても遜色ないと思うが、時代を鑑みると扱われているテーマの性質上、当然の結果とも言えるか。
しかし、私個人としてははこの作品を好意的に評価したい。
むしろ、この作品に出会えたという奇跡、この時代に感謝したいくらいだ。

というのも、私は映画を評価する時の基準として、好みや製作技術やテーマ以前に「いかに自己投影できるか」を尊重しているのだが、これまでその基準を満たしたのは「フォックスキャッチャー」や「時計じかけのオレンジ」といった作品のみであった。

そして、今作、「ムーンライト」はその基準をピッタリ満たしてくれた。
作中、私の人生経験と非常に近い構図やシーンが多数描写されていたと明確に感じたのだ。

気恥ずかしいので、これ以上深く言及はしないが扱ってるテーマや主人公・ケヴィンの直面する問題や感情、私は同調せざるを得なかった。

この感動は何度味わっても堪らない。

これからも自己投影できるような作品に出逢うために沢山の映画を視聴して行きたい。

■総合評価■
39/50

【好み点】12/15
◇好み1◇------◆10/10
◇好み2◇------◆2/5

【評価点】27/35
◇企画◇------◆4/5
◇テ-マ◇----◆4/5
◇構成◇------◆4/5
◇脚本◇------◆4/5
◇演技◇------◆5/5
◇音楽◇------◆3/5
◇技術◇------◆3/5