2017年、16本目の劇場鑑賞。
"泣きすぎて、自分が水滴になりそうだ。"
今年のアカデミー賞において人為ミスによる世紀の誤発表で話題になった本作。
マイアミで暮らす黒人の人生を幼少期・少年期・青年期の三部に分け、いじめ・LGBT・ドラッグといった現代社会が抱える問題を切り取ったヒューマンドラマ。
あの『ラ・ラ・ランド』を破り作品賞に輝いたという事で鑑賞しました。
ん~……。正直面白いとは思わなかった。題材はいいと思うがそれを生かしきれて無い印象。
主人公の何を描きたいんだろう?主人公が無口で多くを語らない設定だから心情を読み取りずらかった。
主人公がゲイって設定も意味あった?
マハーシャラ・アリの演技は素晴らしかったです!30分程度の出演時間ですが存在感すごいなぁ~。オスカー受賞も納得。
『ルーク・ケイジ』のヴィランを演じてるんですね。楽しみ。
ナオミ・ハリスは主人公の母親を演じてますが、3つの時代をたった三日で撮ったそう。
なんて女優魂。
『フェンス』のヴィオラ・デイヴィスを観てないから何とも言えないが、ナオミ・ハリスも受賞に値する名演技。
ちょっとアートより過ぎて心に訴えかけてくる力作感が無かったですね。
"白すぎるオスカー"のイメージから脱却する為の受賞ってどうしても感じてします。
華やかさといい映画を観てる最中、そして観終わった後の心の高揚感、どれをとっても『ラ・ラ・ランド』の方が圧倒的に上ですよねぇ~~…。