ぺふ

ムーンライトのぺふのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.6
すみません。余りよくわからなかったです。
アメリカのああいう生活状況、というのを知ることができたのは良かった。
以下、とりとめない、ポイントポイントの感想に終始します。

シャロンが子供の時、クスリ漬けの母親につき離されたところに優しくしてくれたフアンが売人だった、というのには、ショックだったな。
フアンもキューバからやってきて苦労したんだと思う。財をなして、テレサといい暮らししてるけだ、常に車の足元には銃がある。
座る場所も扉を背にすることはなく、部屋を見渡せる位置に、とシャロンに教えるところ、彼の暮らしを物語っている。

テレサはすごく常識的で愛情もある人。売人のフアンのことをどう消化していたのか、すごく気になる。
彼らのおかげでシャロンはなんとか生きていけたんだよなあ。

高校生の時にとうとう爆発しちゃう前、ケビンとの関係性は切ない、というのは、ちょっと安っぽいかな。でも色んな意味で自分の殻を破れたんだよね、彼のおかげで。

大人になったシャロンがむきむきになってるのには、何とも悲しくなるよね。でもフアンと同じことをやってるのには、少しほっとした。
お母さんがまともになっていたのが救われるなあ。あのお母さんに売人やめろと言われるのには、流石にしんどかったが、それでもきちんとお見舞いに行ってるシャロンはいい。

ケビンに再会して、今何してると聞かれて本当のことをさらっと言っちゃうのがへえって。
ケビンも嫌悪感は示すものの、否定はしないんだよね。
さて、この終わり方はハッピーエンドなの?

アカデミー賞の受賞理由みなくちゃね。
ぺふ

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