このレビューはネタバレを含みます
少年・青年・成人期と3編構成となり、それぞれを象徴する名前がついている。
全編通して“静“。
だけれども一つ一つは“動“。
1.リトル編
シャロンは“リトル“と呼ばれいじめられていたが、フアンという大人に出会い、生き方を教わる。
2.シャロン編
ある“自分“に気がつき、苦悩しつつも受け入れる。
タイトルが自分の名前ということからも伝わってくる。
3.ブラック編
これまでとは一変、フアンを彷彿とさせる大人へと成長したシャロン。
シャロン編でのある出来事をある種のトラウマを抱えていた。
昨今やたらと目にするLGBTという言葉で片付ける事のできない苦悩がみれるすごく切ない物語
2017年48本目