映画館で観ればよかった。
映像が美しい。音楽も美しい。
意味もわからず“オカマ”と言われていた幼い頃のシャロンが、ケヴィンに心を寄せていったのがなんとも純粋で切ない。
ヒョロかったシャロンが強くなって体も鍛えて大金を稼いでいても、最後のケヴィンに対する視線は小さな子どものようで切なかった。
「 俺の体に触れた奴はあの時以来、お前だけだ」
ケヴィンに触れられながら眠るシャロンの描写のあと、青く光る幼少期のシャロンの背中がうつり月を見上げたところで映画は終わり。
最後のそのシーンの青がとても美しくて、シャロンの気持ちを思うと切なくて、泣きそうになった。