きんぽうげ

ムーンライトのきんぽうげのネタバレレビュー・内容・結末

ムーンライト(2016年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

仲間はずれはどういった空気の中で発生するものなのだろうか。差があるところであるのは確かである。被害者と加害者はどうか。常に自分主体で考えるのであれば、方向は一辺倒にしか見ることはできない。それを逆の立場で見るのは可能なものか。客観的という言葉があり、実践しようとしても無理なのはわかっている。不和と書く場合の和は己を殺す事か。
この映画を観て、それらの事を考えてみた。閉ざされた限られた世界での話だ。生まれた時の環境で、その人物の行く末が決まってしまう。出口のないような世界だ。ヤクの売人に救われた少年は最終的には同じ商売をすることとなる。そして、唯一の友との思い出は同性愛的優しさに支配されてる。どうも、やりきれない思いで観終えた。
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