期待はしてた
〇〇賞 〇〇〇〇賞
なんて言われたら尚更
観ないわけにはいかないし
それに自分が関心を寄せてた一番の理由が
自分も同性愛者だから
別に映画になる様な人生でもないし
誰かにどうこうされたとかでも無い
ただ周りとは少し違った感覚で生まれて、それを強く主張できる性格でもなかったから、アウトプットが上手く出来なくてそれのせいで苦しんだ事も少しはあったし、
生活に支障する様な事は無くなったけど今もまだ思う事はあったりもする
だから、こういう映画を観て
この時間だけは自分と重ねて慰めて自分の中の天秤を平行に保つ様にしてる
僕にとっては必要な事
だから気になってた。
感想なんて個人的な物だけど
これに至ってはもっとマイナーな角度で
正直に書いたら自分でも引く様な感じになるんだけど
パパッと先に言うと
誇張しなくちゃ映画としてやるなら面白くない。
最後まできっちり観たよ
だけどどうしたいのか分からなかった
観てる側を
いちにんげん の歩んだ波乱な人生を見てほしいのか
同性愛者の辛さを見てほしいのか
どっちにしてもどっちにも感情を強く揺さぶられなかった。
おれが鈍いって言われたそれまでだけど
ただ 淡々と進んで行った
構成も、幼少期青年期成人期と3部構成だから余計にそう感じさせてるんかな
体験し経験するに連れて考え方や態度服装行動が大きく変わって行くのは自分も通ってきたからよく分かるし
そのキッカケもきちんと描写としてあったけど、それを得てどういう気持ちの変化でどう自分の中で納得して変わっていこうとしたのかの
心の変化が深く知りたかった
歌詞によくある、誰にでも当てはまるセリフにした方がいいのは分かるよ
チップしてればそれが安パイだし
だけどそこはコアにいって欲しかった
ありきたりじゃないその人だけの答えを聞きたかった
おれはそれを見て聞いて自分が迷ってないのかどうなのか、比べたかっただけなんだ
映画の感想じゃないなこれ
だけどおれは媚びない感想を書いてみた。