良さそうな映画だなぁとは思っていて観たけど観終わるとちょっと意外だった。
アカデミー賞獲る映画って感動モノも含めてスケールが大きいというか、悪く言うと大げさな印象があるけど、この作品はとても静かで綺麗な映画だった。
一人の黒人少年の成長、恋愛と友情がアメリカの遣る瀬無い事情やらと共に描かれていた。
少年のその時代、季節を示唆するような３つの呼び名、その時代ごとの少年の悩みや葛藤。
なんかデリケートなところだと思うけど、月明かりに照らされた少年の姿は本当に綺麗だった。
観終わったあとの感覚がクラッシュと似ていた。
クラッシュはここのレビュアーさんたちの解説やそれをキッカケに調べたりして自分の感動のレイヤが浅かったことを痛感したから、この作品も色んな背景を知ればもっと深い感動があるのかもしれない。
十分満足だったけど。
