少しネタバレあります。
少年シャロンが青年になるまでを描いた作品。
黒人社会の中でもマイノリティな狭い世界の中でシャロンが生きていく様が、強烈では無く、淡々と描写されている感じ。
映像は極めて美しく、音楽も素晴らしい。
すごくパーソナルな感じもするし、現実を鋭く描いてる感じもする不思議な作品。
エンディングは観ている者の解釈でいかようにも捉えられると感じる。
この作品は観ていて答えの無い部分もあった。
例えば、父親代わりであったフアンは何故死んだのか。
シャロンはどうやって麻薬の密売人になったのか。
シャロンとケヴィンはその後どうなるのか。
など。
静かなエンディングを迎える中、様々な思いが巡るドキュメントだった。
マーシャラ・アリ…素晴らしき名演。