ようやく鑑賞。
1人の黒人男性の生涯(といっても中年手前まで)を3章にわたり描いていく人間ドラマ。
恵まれない家庭環境、自身の性的マイノリティ、それらによる弊害の数々。
幼少期から成人まで抱え続け、溜まりに溜まった本心が露呈してゆくラスト20分は心に残った。
大きなアクションなどはないが、ジワジワと効いてくるジャブのごとく、彼への眼差しや浴びせられる罵声がリアリティがあった。基本的に3部とも俳優の演技が素晴らしく、眼力で心情を表していたと感じた。
2部での、あの涙は本当に心にグサッときた。
まぁ、人を選ぶ作品かなとは思う。