このレビューはネタバレを含みます
アカデミー賞を受賞した作品ということもあり気になっていました。huluで配信開始したのでやっと観賞。
ここ最近、黒人の社会問題やLGBT作品を多数観賞。
またでしょ、とちょっと思うかもしれないのですが、この作品は見てほしいです。
ジワっと後からくる好きな作品でした。
物語は幼少期、青年期、成人後の3部作からなります。
◼︎幼少期 自分で自覚がないのに周りがシャロンが他の子と違う事に気付いて虐められるシーン。
シャロンの悲しい目を麻薬売人のフアンが救います。
母親もすごく悪いならまだしも、憎めない感じかやっかい。
ですがフアンとテレサの愛情に、見ているこちらが救われました。
この時フアンから言われた「自分の人生は自分で決めろ。他人に決して決めさせるな」が後の成人後に繋がります。
◼︎青年期 原因不明にフアンが亡くなっていて悲しかったです。
でもテレサの愛は相変わらず。
自我が目覚め、物語の大きな転換期を迎えます。
◼︎成人後 なんとマッチョのシャロン。
初めはフアンかと勘違いする程激似。
同じような道に進んでいました。
お母さんとの和解や、ケヴィンと関係を前進させ、自分を受け入れられたシーンは、心にじーんときました。
◼︎まとめ:これが良い!と上手く表現出来ない映画で好みは分かれると思います。
というかシャロンはゲイというより、内面をちゃんと理解してくれたケヴィンが好きで、たまたまその人が女性ではなく男性だった、、、というだけではないのか。
私はLGBTではないけど、男女関係なく人として好きになったんだ、とかエンディングも想像させる系なのも高評価のポイントでした。
後から見るとこの映画のポスター凄く良いと気づきます。