りほこ

ムーンライトのりほこのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
4.0
やっとこさ、話題の映画を観れた!
課題(視されることが多いもの)が多すぎて結局ふわふわしちゃってる。

この人種だから、貧しいから、同性愛者だから"かわいそう"って概念
そろそろなくならないのかな。
これだけ多くのメディアで発信されてるのに
未だにこのビジネスは、同情で成り立ってる気がする。(あくまで個人的な実感)
"面白いから" "良いと感じるから"
それだけの理由で選べないのかな。


フェアトレードや環境、人に配慮した商品にマークをつけるのは簡単だけど難しい。マーク自体の規定を付けて作って普及するのは簡単だけど、実際それを商品につけるか否かだと別問題。マークの承認をしてしまうと、もし抜け目があった時企業側の落ち度になり社会的信用を失ってしまう。だからマークを付けずに自社で発信する企業がある。
他方であえて発信してない企業もある。
"かわいそう"じゃなくて"あ、これいいね"で買ってもらうために、
接客ではあえてそういった言葉を使わない。
ビジネスとして成り立つことが、
何よりの貢献になり持続可能性が高まるから。

モノだけじゃなくて、人の価値観だったり芸術的なことに応用できないのかしら。
今ならアジア映画がすごく発展してる。"良作やニーズに合ったものは売れる"これが成り立つのが、本当に資本主義なはず。

社会にはきっと潜在的で、知る由もないような問題や課題がたくさんある。ただ問題を顕在化させればいいか、そう言うわけでもない。問題を見つけて、近くで寄り添えばその人やモノにとって良いことになる(と言われている。NPOとかボランティアが当てはまる)。でもそれって内輪に収まってしまわないかな?ボランティアをしていい気分になったり、自分が体験したこともないような悲惨な状況や悲しい出来事に触れたりするのは、学びになるし刺激的かもしれない。ただ興味本位で部外者が関わるのは迷惑でしかない。寄り添うことにならなくてもそれでも誰かが向き合っていくことが必要不可欠だと考える。内輪の人にとっても外からの影響で何か救われるかもしれない。 憶測でしかないけど、むしろ"そうあるべき"って確実なものはないからこそ、手探りでやっていくしかないんじゃないかなぁ。そうやって寄り添ったり向き合ったり、色々なメディを通して外から知ったり。
社会や環境が変化して、人も、
流れが早い時こそその真ん中でどしんと構えて全てに対応できたらいいのに。
夜の海は静かで波も穏やかだから、きっと2人にぴったりだね
りほこ

りほこ