さすがアカデミー賞受賞作品。
素晴らしい。何も言えない。
と思っていたら、こちらでの評価は思ったほど良くないようですね。
黒人のかたが生きる世界ってわたしたちが知ることのできないどこか黒と青の混ざった混沌さがあるのかな。想像も出来ない。
売人だからと言って悪い人ではない。
麻薬をするからといって子どもを愛していないわけではない。
皆、生きるために。
ただそれだけのために手段を選べない人々が世界には沢山居るんですよね。
いつかわたしの先生が言った、
「素敵な大人のひとに出会って、あなたの中でこんなひとになりたいって、そう思えるような大人に出会えているなら、あなたはもう大丈夫よ」
フアンとシャロンを見ているとその言葉を思い出しました。
切なく光る月の下、それぞれの道にそっと光が灯りますように、そんなことを思ってしまいました。