日本だといまいちピンと来にくいシチュエーションだけに、
本国でオスカー受賞していても、私にはいまいち理解が及ばない
世界観だった。
貧困やLGBTの描き方が日本にはない、しかし外国の作品だと
見た事があるような世界。
成長過程での男の子達の表情が、憂いや静かな葛藤を感じさせつつも
美しく映像で表されているところは素敵だった。
こういった静かな映画を観る時は、こちら側もある程度感受性を
研ぎ澄ませて見ないと、色々取りこぼして退屈な映画になりがちで
それを今回やってしまった。勿体無い見方をしてしまった。