最初は正直何も感じなくて、
何だったんだろう、この映画って思った。
でも最後のシャロンのセリフを手がかりに、彼のこれまでを少し想像したら、ラストシーンの残酷な温かさが胸に迫って、そういうことだったかぁーってなった。
もし私がケヴィンだったら、よほどの覚悟がなければ最後はケヴィンと同じようにできないかもしれないと思った。
それくらい残酷に温かい。
これは孤独についての物語で、
私たちはシャロンと同じ境遇にはいなくても、その孤独を理解できる。
すべてはきちんと繋がっていて、とりとめない断片をつないだようでいて、最後にすべてのエピソードがなだれ込んでくる。
振り返ったらそんな映画だった気がする。