私はヘテロセクシャルの島国育ちの黄色人。
しかも男女格差があるといわれている国の優位な性として生まれた。
中流家庭で両親も健在。
だから当然シャロンに感情移入出来るような立場にない。
ただただ残酷な現実を思い知らされるだけだ。
でも私も疎外感という部分では関しては心にグサグサささった。
ニガ、ブラック、オカマ。色々な蔑称がある。
言葉で輪郭が変に浮き彫りにされる本質がある。
言葉に自分を重ね合わせて近づけたり遠ざけたり。
シャロンは言葉通り何者ではないブルーになりたかったのか。
でもそれもわからない。
海とラストのシーンは凄く好き。