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ムーンライト2016年製作の映画)

Moonlight

上映日:2017年03月31日

製作国:

上映時間:111分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「ムーンライト」に投稿された感想・評価

映画の新たな可能性を感じる傑作。恥ずかしながら、作品を観るまでは主人公が黒人のゲイということに多少の偏見を持っていた。蓋を開けてみれば、そんな些細なことはどうでも良くなってしまった。今までのアメリカ映画の主人公がたまたま白人のノンケだったに過ぎないのだから。
miwonuku

miwonukuの感想・評価

4.9
傑作。静かで深い深い愛。彼がこれまで抱えてきた想像を絶する悲しみ辛さ、彼の優しさ、それすべて包み込む愛。すべてに涙する。エンドロールで涙がとめられなかった。観れて本当によかった。
お

おの感想・評価

4.6
思い出は辛く思い出したくないものばかり、でも苦しい人生の中でもたった一度のその経験は色褪せなかったんだろうな。
そのたった一度の経験は、シャロンにとって忘れたいものであり、まとわりつくものであり、救いであり、常に寄り添ってくれたもの。
ひとかけらの美しい瞬間に悲しみを紛らわせてなにが悪い。
迷いながら苦しみながら厳しい茨の道を裸足で歩いたシャロンに思いを巡らせるほど、その余韻は強く優しい。

“黒が月明かりに照らされてブルーに見える”
月夜にかき消されるな。
どんな人間も幸せになってほしい。

今まで感じたことのない深く柔らかな闇を感じて、月明かりの魔法にかかった。
思い通りにいかなくても、自分に矛盾を感じても、自分の人生を強く肯定してくれるこの映画は忘れられない。
ドラッグ、いじめ、同性愛、ネグレクト。
過酷な環境に置かれたシャロンの人生を描いた作品。

切ないです。
シャロンも口数が少ないし、説明的なセリフが少なく、一言一言がとても重要で、重たい。
断定的なセリフもあまりないので、観ている人にその心情や関係性の想像を委ねるような感じで、シャロンがどんな気持ちなんだろうかと考える度に胸が熱くなります。

ちなみにセックス描写は殆どなく、いやらしさが全くないので、とても観やすいと思います。
個人的には、なんかしらキツめに入れても良いんじゃないかと思いましたが。

すごく良かったからこそ、もっと踏み込んで欲しかったという思いもあります。
大人になって、抱えるものもたくさんある2人が今後どういう方向に進んでいくのか?あの終わり方では煮え切らないぞ…
ゲル

ゲルの感想・評価

3.0
壮大なストーリーが展開されるかと思いきや、「?」で終わってしまった。雰囲気は悪くない。
Shogo

Shogoの感想・評価

4.0
たしかに良い作品だけど、批評家の反応ほどのものは感じなかった。ムーンライト応援・予想してたけど、ラ・ラ・ランドとの2択で実際選ぶなら、ラ・ラ・ランドかな。でも、作品の意義、この題材に挑んで成功したことは素晴らしいし、作品賞はおかしくない出来。カラーリストの力とマハーシャラ・アリがより良い作品にしてる。
色の映画。対象との距離の近さや浅い被写体深度、あるいはマイノリティを主人公にした映画というポイントはロウ・イエ『ブラインドマッサージ』を想起させるが、印象は驚くほど違う。汗ばんだ叙情を伝えるロウ・イエに比べ、バリー・ジェンキンスはどこまでもクール。薬物依存もいじめも同性愛も言葉足らずにしか表現されず、それは主人公シャロンの頑なな沈黙に通じるものがある。代わりに雄弁に語りかけるのがネオンカラーの暗い青や赤であり、役者たちの黒く輝く肌である。カメラ移動が激しく、かつぼやけがちな映像の中でも色のインパクトは残り、冷たく抑制された美しさが脆い人々の弱いつながりを鮮やかに染める。「月明かりの下ではブラックの少年たちはブルーに見える」という詩的な原題はこの映画の静謐さを見事に象徴している。音楽の使い方もよかったけど、車乗ってるときに一瞬流れるブラジル音楽が謎だったなぁ。フアンの家の壁に富嶽三十六景が飾られてるのも不思議。
金楽

金楽の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

セリフが少なく、説明的な映画じゃないため主人公に寄り添って観る集中力が要る。
主人公シャロンの目付きが印象的。
第三部では筋骨隆々で金歯をつけてイメージがガラッと変わるがそこに至る過程を想像すると泣ける。
ドゥーラグを被っててフアンともダブる。
でも目付きとシャイで繊細なところは変わってない。
シャロンがどういう人間で何を思い、どう生きてきたのか、映画で描かれてない時間の流れを観客に想像させることでより深まるように感じた。
ハル

ハルの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「自分とは何者か」、黒人、ゲイである主人公を通し、自我の確立について全ての人にとって普遍的なことを描いている。
不条理な日常の中で出会う人々との間に、自分をみつけていくものであるということを言葉ではなくストーリーで語っている。少年時代の主人公が海で他者に身を委ねるシーンは、いろいろな意味で切なくて印象に残っている。母親にさえ頼れない少年が初めて身を委ねたのは、母親にクスリを売っている売人であり、やがて少年も売人として生計を立てることになる。
asamioka

asamiokaの感想・評価

4.3
どれだけ自分は恵まれていて幸せなんだと、胸が痛くなった。自分の正直な気持ちを伝えるのに、こんなに勇気と自己犠牲と時間が必要なんて…。
シャロンの性格そのもののように、俯きがちで言葉が少ない、淡々と丁寧に紡がれた美しい作品でした。