ムーンライトの作品情報・感想・評価 - 628ページ目

ムーンライト2016年製作の映画)

Moonlight

上映日:2017年03月31日

製作国:

上映時間:111分

3.7

あらすじ

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ”とからかわれ、いじめっ子たちか ら標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だ った。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初 めてお互いの心に触れることに・・・

「ムーンライト」に投稿された感想・評価

アメリカの映画館で鑑賞しました。
思っていたよりも全体的に静かな映画だなと感じました。人種、セクシャリティ、ドラッグといったアメリカに蔓延る問題を1人の少年の人生を通して表現してあり、まぁアカデミー賞獲る作品だなと感じました。
字幕なしで鑑賞したので字幕ありで再度鑑賞したいと思います。(笑)
映画、カメラワーク、テーマ、すべてにおいて、とても良かった。アカデミー賞も、こういう作品を選んでくれるんだ、と見直したり。アイデンティティ、って難しい。名前を含めた上で、あなたは誰なの、と聞かれることについて、考えた。
Mokun

Mokunの感想・評価

3.1
恥ずかしながら実は観ていなかった昨年のBIG3のこの作品。作品賞受賞後、劇場で再ロードショーしてたので観て来ました。

オスカー後の初の週末にもかかわらずお客さんは思った以上に入ってなくてガラガラ。子供から大人まで万人受けのLALALANDとは全くといって良いほど正反対の玄人向けの映画なのかもしれません。

作品はLittle, Chiron, Blackからなる三部構成であらすじをぶっちゃけると「マイアミのいじめられっ子の黒人少年がセクシャリティ、ドラッグ、家庭、人種、友情問題を葛藤しながら、でも力強く一歩一歩成長してくお話」


LGBTの権利が叫ばれるようになった今だからこそ作品賞を受賞できた作品。10年前なら作品を撮れるかどうか、2年前でもノミネートすら無理だったでしょう。それくらいある意味「旬」な映画ですね。思わず目を晒してしまいそうなかなり衝撃的なシーンも劇中にあったりします。こんなに黒人しか出てこない映画は初めて観ました。白人がほんの三回だけ出てくるのですが(二回は公園とレストランで背景)はっきり映し出されたのは警察官の白人でした。それも高校在中警官の。これもかなり社会風刺的ですね。

それでも単なるLGBTにフォーカスした映画ではないところが肝で。もちろんモーくんからすると完全に理解できるシーンばかりではありませんでした。それは包み隠さずに、綺麗事は言いません。え…って思ってしまうシーンもありました。映画に置いて大切な感情移入は、主人公を完全に理解し同意できるかどうかで、自分には正直無理でした。でも別にLGBTを理解しろー!って言う説教くさい映画でもなくて、あんまり知られてないけど実は世界中で普通に起きている日々をありのままに切り抜いたリアルな作品なんだと思います。

いろんな人がいて、みんなそれぞれ抱えている悩みがあって、それでも人は生きていく。

まさにサブタイトルにもなっている”This is the story of a life time.”

今回特に注目したのが色使い。LALALANDも色使いという面では華やかで煌びやかな色で大成功していますね。ムーンライトではまさに月明かりのごとく暗いけどうっすら青いそんなぼんやりした色使いを基調として独特な世界観を二時間という尺で作り上げています。でも体感はすごい長いですw 全く正反対の映画ですが、LALANDとムーンライト、舞台もLAとマイアミで偶然にもどちらも海にヤシの木が映える映像だったのが面白いですね。

LALALAND

Moonlight

総評すると正直アカデミー賞作品賞ということでかなり期待して行ったのですが、そこまで好きにはなれませんでした。重いし暗すぎる。個人的には俄然華やかなLALALAND派。でもマハーシャラアリは助演男優賞納得の演技で、あれ?もうでてこないの?ってくらい最後の最後まで存在感を残して来ます。THEなキャデラックがめちゃくちゃかっこいい!

日本では3/30公開ですが、必ずしも劇場で観て!というおすすめはしません。新しいタイプで重い映画であることは間違いないので、エンターテイメントを求める人には向かないと思います。なんか夜中に一人でこっそりビーチに行って月明かりに黄昏たくなる映画。
これがアカデミーかぁ。という感じ。


もっと丁寧に。
詰め込みすぎてるのかなぁ、
なんというのか、ただ単に何も言えないのか。

そういうんじゃなくて

アメリカは子供の間にでさえ
無意識に白人黒人ってなってて
怖いというか え? ってなったことがあるから
こういう問題はモヤモヤするんだよね。
自由ねー、



出演者がほぼ黒人というのもそうだし、もっとリアルに。なんか違うだろ、って。



ポスターと第1、2部の役者の目が良い。
ai

aiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の成長が3章に渡って描かれて、演じてるキャストも違うのだけれど3人皆んな同じ目をしていて違和感がなかった。
LGBTの問題を扱うこと自体は新しくないけれど、当事者が黒人なのは初めて観る。そこがまた価値観が変わってくるのかなと思った。
全体的に静かな映画だけれど、人種・イジメ・薬物・犯罪・セクシャルマイノリティーなどの社会問題が詰まってる。
Lalalandを差し押さえてアカデミー賞を勝ち取った作品とのことだけど、単純にミュージカル映画が大好きな私はLalalandの方が好きだった。
「messy」に本作の評を寄稿しています。
http://mess-y.com/archives/44438

「ゲイ映画」「LGBT映画」といった呼ばれ方もされる本作ですが、そうした矮小化では見えなくなる多層性がキモで、貧困、人種にからむアメリカの社会背景にふれたり、他人のセクシュアリティに名付けたりする、規定の暴力性について書いてます。
シャイロンも、誰も、一度も自分を「ゲイ」とは名乗ってない。
そんな未分の戸惑いとアイデンティティをめぐるドラマの美しさ。


☆以下は試写を観たあとのザッとした感想。

ふえー、これがアカデミー作品賞って、ちょっと、信じられない、良い意味で。
昼のシーンもあるけどぜんたいのトーンは夜中の静けさで、だからもっとも美しいのも夜中、海辺で。

この作品に「LGBT」といった政治的な生ぐささをつけたくない。
「ゲイムービー」とか「LGBTを描いた」とかマクラをつける向きがあったら、全力で否定したい。
つまり肯定したいのは、この作品が個人が尊厳を獲得し、与え、奪いもする、という話として。

(とは言え、個人的なことが政治的なことと結びつくのも実際で、ならば、「クィア」と「有色人種」という見方は適当だとおもう)

この地味な根を張る傑作を、アカデミー賞受賞前に買いつけたファントムフィルムの英断は支持する。
けど、アフリカンアメリカンのカルチャーに造詣の深い翻訳家の押野素子さんらがツイッターで指摘したとおり、やっぱり主人公の名前を「シャイロン」ではなく「シャロン」と女性に与えられがちな名前に翻訳したのは正したほうがいいとおもう。
なぜなら、「シャロン」と名づけられた人間が作中見舞われる事態をどう受け止め、成育するかと考えたら、だいぶ変わるから(日本人なら、「ヒロム」と「ヒロミ」の差、みたいな)。
ダブリンの映画館でふらっと立ち寄って観た。
とっても静かで、重くて、扱ってるテーマも黒人社会での差別、いじめ、ドラッグ、LGBTだけど、なんだろう、リアルで、透き通ってた。終わった後スッキリするわけではないけど、エンドロールにゆっくり浸かっていたいような映画。
助演男優賞取ったマハーシャラ・アリの演技、ずば抜けてたなぁ…
TAKA

TAKAの感想・評価

3.8
バンコク映画館にて
アカデミー作品賞受賞前に鑑賞していたのですが、すごくレビューの書き難い作品なんです、これ。見終わったあとジンワリいい映画だったとは思ったのですが、いかんせん地味な印象 夜のシーンの絵が幻想的でラスト二人のシーンと月明かりのシーンは忘れ難い絵になっているんですが、ララ・ランドをこの映画を見る一週間前に見ていたため、ララ・ランドには及ばないなと思っちゃったんですよね。
今でもララ・ランドのほうがアカデミー賞にふさわしいと思っているのですが 鑑賞後1ヶ月経ってムーンライトのほうが多くのシーンを思い出せるんですよね~ 本当に不思議です。
あい

あいの感想・評価

3.3
アカデミー賞で最優秀映画賞を受賞したということで鑑賞。
オスカーってだけで期待しすぎたなとは思うので中々辛口です。映画自体悪くはないけどオスカーほどかと言われると疑問符がつく。すぐそばで見ている第三者のような、もう本人のような描写撮影の仕方は面白いと思ったがたまに必要のないと思われるシーンがありました。
話を時系列に合わせて3つに分けるのも面白いと思いましたが、話の軸がどこにあるのかいまいちはっきりしない感じがし、話の終わり方はこれでいいのか少し納得いかない面もありました。
ドラックやLGBTにふれているのですがそれに対するメッセージ性の無さに少しがっかりしました。
助演男優賞を獲得した俳優さんの出演時間の短さには驚きました。
どうしてアカデミー賞で最優秀映画賞を受賞できたのか少し疑問に思ってしまう作品でした。今の社会環境であるから(とくに昨年起きたことなど)こそのオスカーだと思います。
でもブラック映画には少し抵抗がありましたがそういう面では描写が綺麗でした。スラングが多いし発音が聞き取りづらいという難点を除いて…
観る時はアカデミー賞というフィルターを除いてから観るのことをオススメします。
他にも書きたいことあるけどネタバレになるのでやめときます。
最後にmoonlightっていう題名が主人公が成長しようとも大事なシーンは必ずmoonlightに照らされていえすごく物語にあっているなと思いました。
iroha

irohaの感想・評価

3.5
主人公シャーロンを演じる俳優3人を並べ比べたとしても、それぞれが似ている容姿なわけではないだろう。
しかし、作品冒頭から終盤まで3人の目の動きなどを含む身体言語が共通しており、圧巻された。