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昼顔のHARUのレビュー・感想・評価

昼顔(2017年製作の映画)
3.0
ドラマから続編で映画となった作品を鑑賞したのは『セカンドバージン』以来。

こちらはきちんとした続編でした。
なにもかも失って、縁もゆかりもない土地にやってきた生気のない紗和ちゃん。
北野先生と暮らし始めると、同じ部屋とは思えない生活感のあるアパートが印象的でした。
ひとりでの暮らしは、部屋に入ってきたカナブンさえも自分でなんとかしなくてはいけないのだ。

北野先生を見送ってまだ近くにいるにも関わらず、釣りに誘いに来たオーナーと楽しげに話す場面は『ん?』と思ってしまった。

結局また全てを失ってしまう。
ここは観ていて辛かった。
ただ一緒に住んでるだけ…それ以外、確かなものはなにひとつとしてなかった現実。

不倫がどうこうではなく、北野先生が というか男の人って甘いな〜笑
北野先生と紗和ちゃんが別れるに至った経緯を考えると、あの奥さんの性格わかりそうなもんなのに。
それで嬉しそうに『指輪を買ったんだ』なんて言ってはダメだよ。
まぁその前に小さな地雷、踏んではいたけどね。

もうとっくに気持ちの無い男と気遣われながらの生活に、なんの未練があるのだろう。
女の意地?プライド?
そんなもののために終わりを迎えるラスト。
皆さんのレビューにある、不倫を否定云々の話ではなくなってると思うんですけど(>_<)

舞台になった三浜
とっても景色の良いところ♪
相変わらず自転車に乗ってたけど、海岸沿いが気持ち良さそうでした。

食堂のスタッフの女性のからみ、もう少し期待してましたが…うーん
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