べるーし

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章のべるーしのレビュー・感想・評価

3.1
(諸事情につき再投稿)
三池崇史復習。あと何気に初鑑賞。

日本、杜王町。そこで多発する変死事件を、スタンド使いの高校生である東方仗助が追うというストーリー。


言わずと知れたジャンプの人気漫画の映画版を担わされてプレッシャーがクソデカかったろうなタカシミイケ...。漫画の映画化となると筆者的にはやはりトラウマがね。けど意外な事に今作、個人的にはそこそこ楽しめた。前半がwwww

悪くないけど良くもないってところで、キャストの好演やスタンドのCGなんかは全然酷くないしむしろ上出来。スタンドのCGはリアル過ぎない程度なのが良い味を出しておりグレイトですぜこいつは案件、つまりグッジョブ。

キャストは漫画のイメージと9割は一致していた上に山崎賢人のやや演劇くさい演技が逆に仗助のイメージと噛み合っていたのがとても良かった。まぁ真剣佑の億泰には流石に勝てんけど、それなりに努力していた方でした。ドラマ版デスノートのLの二の舞を踏まなかったのが一番安心。

しかし後半の失速ぶりと承太郎の違和感、ジョジョらしいオラついた感の無さがちょいと...ねぇ。承太郎なんかはあんな細いとアニメ版を知る身としては流石に違和感しかない。けどそんな事はまだ二の次で、脈絡もなく吉良吉影のスタンドを登場させて次回作への伏線を貼るって事の方が何よりもどうかしてるw

更にはただいるだけのキャラが割と沢山いて、完全に製作がまだ決まってもいない次回作の為次回作の為をやり過ぎていてそこに少しイライラ。後半はストーリーに進展が無さ過ぎるし緊張感無いしで正直眠かったですよええ。

しかし幾ら世界的な鬼才の一人に漫画の映画版を任せまくるのもいかがなものかと首を傾げてしまうんですけどね、映画業界さん。

久々にやや低いスコアの映画でしたが、いいんです。たまにはこうした映画の摂取も大事。
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