KUJIRA

地球が壊れる前にのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

地球が壊れる前に(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

地球温暖化をテーマにしたドキュメンタリー。
ディカプリオが色んな場所を巡り、環境悪化の実情を訴える。

残念ながら、ちょっと方向性が見えない。
温暖化の解決策を提示する訳でも無く、各地の取り組みを紹介する訳でも無く、地元住民に寄り添うでも無い。
結局、具体性が無い。

温暖化しているのは間違い無い。
二酸化炭素を減らせ。
ここが繋がらない。

CO2を減らせ。
では減ったら温暖化は止まるのか。
エネルギー問題だけが騒がれている。
森林の消失の方が問題が大きいのでは。
現実は、ソーラーパネルの為に、木々を伐採。

太陽光と風力は、資源が無限と言うが本当だろうか。
大気をかき混ぜる風の流れが変化したり、弱まったりすると思う。
大気の流れが滞れば、暑い所はより暑く、寒い所はより寒くなるのでは。
風に運ばれる生命も多い。虫などの小さい生き物や種子。生態系に影響が出るかもしれない。
地面を温める筈の太陽パワーを横取りしたら、どうなるのだろうか。

結局、夢の様な電力源など無い。
必ず代償を伴う。
便利に見えても、後々で問題が発覚するもの。

海水面が上昇しているから、晴天時に下水から水が溢れて来ると言う。
対策として、排水ポンプで海に流している。
それって、ただ延々循環するだけ。

声高に脱化石燃料を押し付けるアメリカ人に対して、インド女性はノーと言う。
あなたたちが化石燃料を一番使っていると。

他国の太陽エネルギーに投資するのに、国内では余り浸透していない。
そんなに良い話だったら、まず自分がやる。
これって、詐欺の典型。

資源節約とか、二酸化炭素抑制とか、表面的な事しか言わない人ばかり。
根本は、人間が多過ぎる事。
何故か誰も言わない。

とは言え、指パッチンで半数を死滅させるとか、コロニー落とすとかは賛成出来ない。

かと言って、何もしないまま爆発的に人口が増加して良いものか。
今の所、打つ手無し。

病気、戦争、飢餓、災害、天敵。
映画の中では、パターンも豊富。
KUJIRA

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