行徳きなこ

女神の見えざる手の行徳きなこのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.1
130分以上の長編。集中力が切れてくる2時間弱くらいからが一瞬も見逃せない展開なので長過ぎると感じさせなかった。

銃規制法案をめぐる賛成派と反対派のバトル。信条による議論などではなく、ロビイストによる策によって世論を動かし、票集めをするパワーゲーム。ロビイストの活動が時には大物政治家の政治生命まで脅かす。
ロビイストの存在くらいは知っていても、ここまで影響力が大きい(もちろん映画ほどでないにしても)とか、高収入の職業として成り立ち、ロビイストの会社が山ほどあるというのに驚きました。
味方をも欺き、先を読んで策を巡らせるわけだけど、どの時点からそれを読んで、その行動だったの?というのが知りたいところ。結末を知ってからもう一度見ると更に面白いかもしれない。
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