よしりん

女神の見えざる手のよしりんのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.0
10月5日(木)キノフィルムス試写室にて鑑賞。
ジェシカ・チャスティンは以前から好きな女優さんで、自分が好んで観る
タイプの映画に実によく出演していた。その彼女が演じるロビイスト
Miss Slone、凄みのある演技はまさにハマリ役で最初から最後まで
息をもつかせぬ展開に引き込まれっぱなしでした。
常に先を読んで先手を打つ、何が真実で何が嘘なのか、めまぐるしく
スリリングな約130分間、登場人物が常にマシンガントークで
セリフの情報量が半端無かった。
テーマが銃規制法案をめぐるロビイストの攻防だから、奇しくも
先日のラスベガス事件も脳裏をよぎり、リアリティがあった。
リズがなぜここまで自分をぎりぎりのところまで追い詰めるほど
任務一筋で冷血・冷静な女になったのか、そのバックボーンのようなものはほとんど最後まで描かれてなかったので、もう少し知りたいと思った。
見応えのある映画をありがとうございました。
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